Fig. 01: 現場検証時の視覚的記録
対象の分類目録
ヤマトシロアリ
推定費用目安
施工期間
Diagnosis
施工前の状況・ご相談内容
東京都立川市のお客様より、「本棚の下から白い羽のような虫が出てきた。動かしてみると大量の木屑が落ちている」との緊迫したご相談をいただきました。現地調査の結果、本棚の裏側には食害が広がり、床下から伸びる
Survey
点検口新設で捉えた、床下に潜む「蟻道」の全貌
調査の結果、本棚の棚板下部には深刻な食害が広がっており、床材との接点には土が混じった破片が付着していました。これはシロアリが床下から本棚へと蟻道を伸ばしている決定的な証拠です。
しかし、この住宅には床下を確認するための「点検口」が設置されていなかったため、正確な被害範囲を把握することが困難でした。そこで、お客様の了承を得て、既存の床材を慎重にカットし、補強を施した上で床下点検口を新規に設置。これにより、ようやく建物の「健康状態」を直接確認できる体制が整いました。
しかし、この住宅には床下を確認するための「点検口」が設置されていなかったため、正確な被害範囲を把握することが困難でした。そこで、お客様の了承を得て、既存の床材を慎重にカットし、補強を施した上で床下点検口を新規に設置。これにより、ようやく建物の「健康状態」を直接確認できる体制が整いました。
Diagnosis
床下に広がる蟻道と水回りの湿気
新設した点検口から床下へ潜入すると、本棚の直下に束石から立ち上がる鮮明な蟻道を確認しました。さらに調査を進めると、蟻道は根太や大引きといった重要な構造材を通り、風呂場や洗面所などの水回り方向へ複数分岐して伸びていました。
特に水回り周辺は湿気が高く、木材が水分を多く含んでいたため、シロアリにとって格好の生息環境となっていました。このまま放置すれば建物の耐久性に重大な影響を及ぼすため、迅速かつ広範囲な駆除計画を立案しました。
Restoration
精密な穿孔注入による「巣」の根絶
駆除では、まず室内側から基礎コンクリートの内部に潜むシロアリを叩くため、一定間隔で穴を開ける「コンクリート穿孔注入」を実施。専用ノズルで薬剤を圧入し、見えない蟻道まで確実に浸透させました。
床下側では、被害を受けた木材の内部に薬剤を直接届ける「木部穿孔注入」を敢行。シロアリを即座に処理すると同時に、今後の腐食を防ぐ防腐・防蟻処理を兼ねています。穿孔した箇所は専用の木栓で美しく埋め戻し、建物の美観を損なわないよう配慮しました。
最後に、床下全体への予防散布と、湿気が滞留していた水回り直下の換気改善アドバイスを行い、再発の芽を摘み取りました。施工後、アクティブなシロアリの反応は完全に消失しました。
当事案を担当した専門家:実録監修
専門家からの所見・メッセージ
大阪本社を中心に全国23拠点を展開する株式会社アビリティの最大の強みは、建物の構造を熟知した上での「自社一貫施工」にあります。単なるシロアリ駆除に留まらず、雨漏り修繕や屋根リフォーム、さらには高度な封鎖技術を要する害獣対策まで幅広く対応できる点は、住まいの資産価値を守る上で非常に合理的です。外注に頼らず、診断から施工、そして「最長10年」という長期保証までを自社で責任を持って完結させる体制は、技術力への強い自信の現れと言えるでしょう。建物の構造的な弱点を的確に補強し、長期的な安心を提供してくれる、建築のプロも信頼を寄せる総合メンテナンス集団です。