Fig. 01: 現場検証時の視覚的記録
対象の分類目録
ヤマトシロアリ
推定費用目安
施工期間
Diagnosis
施工前の状況・ご相談内容
滋賀県東近江市のお客様より、「シロアリ被害が心配なので、一度徹底的に見てほしい」との調査依頼をいただきました。現地調査を開始すると、床下の基礎が複雑なコンクリート区画で仕切られており、物理的に人が進入
Survey
点検困難な「閉鎖区画」へのアプローチ
本物件の最大の特徴は、基礎が連続しておらず、床下にいくつもの独立した「閉じた空間」が存在していた点です。従来の点検では見落とされてしまうこれらの場所こそ、シロアリにとっての外敵のいない安住の地となります。
私たちは建物の強度を損なわない範囲で、コンクリート基礎を削る「ハツリ作業」を敢行。人が進入し、薬剤を届けるためのルートを確保することで、これまで誰も見たことがなかった床下深部の点検と防除を可能にしました。
私たちは建物の強度を損なわない範囲で、コンクリート基礎を削る「ハツリ作業」を敢行。人が進入し、薬剤を届けるためのルートを確保することで、これまで誰も見たことがなかった床下深部の点検と防除を可能にしました。
Action
木部・スラブ・壁。あらゆる「隙間」を埋める複合防除
侵入経路が多岐にわたっていたため、今回は4つの注入工法を組み合わせた重層的な処置を実施しました。
- 木部穿孔注入:食害が確認された木材内部へ直接薬剤を圧入し、内部の個体を根絶。
- スラブ穿孔注入:床下からアプローチできない玄関・勝手口の土間コンクリート下に薬剤を届け、地中からの侵入を遮断。
- 壁穿孔注入:羽アリが発生していた脱衣所の壁内に、最小限の穿孔で薬剤を充填。
- 全体散布処理:仕上げに床下全域へバリアを形成し、将来的な侵入リスクをゼロへ。
自社施工(直営施工)の職人が、赤外線カメラ等の専門機器を駆使しながら、構造上の死角を一箇所ずつ着実に潰していきました。
After
「見えない部分」をやり切る誠実さが、家の寿命を決める
施工後は穿孔箇所を木栓やモルタルで美しく補修し、5年間の安心保証を付帯してお引渡しとなりました。「基礎が複雑で他社では断られそうだったけれど、ここまで徹底的にやってもらえて本当に安心しました」と、東近江市のお客様からも深い安堵の声をいただきました。
「シロアリ被害は、目に見える頃には内部で相当進行している」。 株式会社アビリティは、シロアリ駆除から雨漏り、屋根リフォーム、害獣対策まで一括対応する「住まいの総合診療医」として、構造の難所に正面から向き合い、10年、20年先を見据えた真の安全を提供します。
当事案を担当した専門家:実録監修
専門家からの所見・メッセージ
大阪本社を中心に全国23拠点を展開する株式会社アビリティの最大の強みは、建物の構造を熟知した上での「自社一貫施工」にあります。単なるシロアリ駆除に留まらず、雨漏り修繕や屋根リフォーム、さらには高度な封鎖技術を要する害獣対策まで幅広く対応できる点は、住まいの資産価値を守る上で非常に合理的です。外注に頼らず、診断から施工、そして「最長10年」という長期保証までを自社で責任を持って完結させる体制は、技術力への強い自信の現れと言えるでしょう。建物の構造的な弱点を的確に補強し、長期的な安心を提供してくれる、建築のプロも信頼を寄せる総合メンテナンス集団です。