Restoration Record No. 5

【高知市】貸家で羽蟻が群飛!床下の巨大な「こんもり蟻道」と壁面の漏水が招いたヤマトシロアリ被害

監修:シロアリトラブル大辞典 専門家ネットワーク

【高知市】貸家で羽蟻が群飛!床下の巨大な「こんもり蟻道」と壁面の漏水が招いたヤマトシロアリ被害

Fig. 01: 現場検証時の視覚的記録

対象の分類目録 ヤマトシロアリ
推定費用目安
施工期間
Diagnosis

施工前の状況・ご相談内容

賃貸物件の入居者様から寄せられた「室内に大量の羽蟻(ハネアリ)が出た」というSOS。
高知県の老舗・有限会社黒潮消毒が現場に駆けつけると、そこにはヤマトシロアリ特有の執念深い侵入の跡がありました。
Diagnosis

施工前の状況・ご相談内容

4月下旬、高知市内の貸家にお住まいの入居者様より「リビング付近で羽蟻が数えきれないほど飛び出した」とのご連絡をいただきました。 現地調査を開始したところ、建物の外壁(モルタル面)に地震や経年劣化によるものと思われる縦方向の深い亀裂(クラック)を確認。そこから雨水が壁内部に浸透し、絶えず木材が湿っている状態でした。 最大の発覚は床下点検口からの潜入調査でした。基礎の立ち上がり部分に、通常の紐状の蟻道とは一線を画す、土が山のように盛り上がった「こんもりとした巨大な蟻道」を構築しているのを発見しました。
Restoration

施工内容および再生の結果

ヤマトシロアリは本来、水を運ぶ能力が低いため、乾燥した高い場所へは進出しにくい性質を持っています。しかし今回は、壁の亀裂から供給される雨漏り(漏水)が、シロアリにとっての「給水塔」の役割を果たしていました。

まず、床下の巨大な蟻道および被害箇所に対して、即効性と伝播性のあるプロ用薬剤を注入。 「こんもり」と盛り上がった蟻道内部に潜む無数の個体を確実に駆除しました。 さらに、被害が集中していた壁体内部へも穿孔(せんこう)処理を施し、薬剤を隅々まで浸透させています。

今回の事案の教訓は、「壁の亀裂を放置することは、シロアリに招待状を送るのと同じ」であるということです。 駆除完了後、オーナー様にはシロアリの再発を防ぐための外壁補修の重要性を建築的な視点からアドバイスいたしました。 羽蟻の発生という「表面上のサイン」から、床下の「目に見えない巨大な脅威」を特定し、住まいの健康を無事に守り抜くことができました。

📜 当事案を担当した専門家:実録監修
専門家からの所見・メッセージ
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