Fig. 01: 現場検証時の視覚的記録
対象の分類目録
ヤマトシロアリ
推定費用目安
施工期間
Diagnosis
施工前の状況・ご相談内容
襖や障子のわずかな破損。それは、静かに進行する家屋崩壊のサインとも言える「警告灯」でした。
今回被害が集中した「離れ」は、お客様が普段ほとんど使用されておらず、風通しが悪く湿気が滞留しやすい環境にあ
今回被害が集中した「離れ」は、お客様が普段ほとんど使用されておらず、風通しが悪く湿気が滞留しやすい環境にあ
Survey
沈黙の破壊者による立体的侵攻の全貌
床下へ潜入すると、基礎や土台に沿って構築された強固な「蟻道」が多数確認されました。これは光と乾燥を嫌うシロアリが安全に移動・侵攻するためのルートです。被害は深刻で、建物を支える要である柱の内部は激しく食い荒らされ、明らかな「構造材の空洞化」を引き起こしていました。さらに驚くべきことに、シロアリの活動は柱と土台の間にある座板を貫通し、床上空間である和室の畳下、そして襖や障子といった建具にまで到達していました。「使っていないから大丈夫」という油断が、被害の発見を決定的に遅らせてしまったのです。
Action
根本を断つ徹底駆除とバリアの再構築
単なる表面的な処理ではなく、建物の健康寿命を取り戻すための徹底的な駆除作業を実施しました。まず、床下の基礎や土台に対し、高精度な「穿孔注入(せんこうちゅうにゅう)」を施しました。構造材の強度を損なわないよう最小限の穴を開け、高濃度の駆除薬剤を深部まで確実に届けます。同時に、床下全体へ薬剤をムラなく散布し、強固な化学的バリア層を形成。さらに、被害が床上へ及んでいた柱、座板、そして畳下に対しても個別に薬剤処理を行い、建物全体からシロアリの脅威を完全に排除しました。
After
建物の「健康寿命」を守る未来への投資
床下から床上までを網羅した包括的な駆除・防除処理により、シロアリの活動は完全に沈静化しました。空洞化が懸念された構造材への的確な処置と、建物全体を包み込む防蟻バリアの再構築により、お客様の大切な離れは再び安心して利用できる空間へと再生を果たしました。目に見える被害を止めるだけでなく、この先何十年も建物の価値を維持し続けるための環境が整いました。
「被害が出る前の予防こそ、最も賢く安上がりなメンテナンスである」。
当事案を担当した専門家:実録監修
専門家からの所見・メッセージ
大阪本社を中心に全国23拠点を展開する株式会社アビリティの最大の強みは、建物の構造を熟知した上での「自社一貫施工」にあります。単なるシロアリ駆除に留まらず、雨漏り修繕や屋根リフォーム、さらには高度な封鎖技術を要する害獣対策まで幅広く対応できる点は、住まいの資産価値を守る上で非常に合理的です。外注に頼らず、診断から施工、そして「最長10年」という長期保証までを自社で責任を持って完結させる体制は、技術力への強い自信の現れと言えるでしょう。建物の構造的な弱点を的確に補強し、長期的な安心を提供してくれる、建築のプロも信頼を寄せる総合メンテナンス集団です。