ホウ酸(ホウ酸塩)
製造元:日本ボレイト等
| 有効成分 | 八ホウ酸四ナトリウム |
|---|---|
| 特徴・作用 | 分解されない無機物のため、水に濡れない限り効果が永続する。 |
⚖️ プロ用と市販品の決定的な違い
市販のホウ酸団子とは濃度が異なり、木材保存用の高濃度処方。
💡 専門家による性能評価
「再散布不要」という思想に合致する、サステナブルな選択肢。
プロ仕様から市販品まで、成分と効果を専門家が徹底解剖
ドラッグストアの殺虫剤から、認定実務家のみが扱うプロ専用薬剤までを網羅。
「今、目の前の虫を殺す」ことと「住まいから根絶する」ことの違いを、科学的視点で明らかにします。
製造元:日本ボレイト等
| 有効成分 | 八ホウ酸四ナトリウム |
|---|---|
| 特徴・作用 | 分解されない無機物のため、水に濡れない限り効果が永続する。 |
市販のホウ酸団子とは濃度が異なり、木材保存用の高濃度処方。
「再散布不要」という思想に合致する、サステナブルな選択肢。
製造元:一条工務店(採用)
| 有効成分 | 銅・第四級アンモニウム塩 |
|---|---|
| 特徴・作用 | 一条工務店の加圧注入材に採用。半永久的な防蟻・防腐効果を発揮。 |
表面塗布とは異なり、木材の細胞深くまで薬剤を固定する。
建築士として、最も信頼を置く防衛技術の一つ。
製造元:ラーソンジャパン
| 有効成分 | ジフルベンズロン |
|---|---|
| 特徴・作用 | 建物を取り囲むように設置し、巣ごと根絶する物理バリアの進化形。 |
市販のベイト剤とは「ステーションの堅牢性」と「管理体制」が異なる。
家全体を面で守る戦略的な防除。定期点検がセットの高級工法。
製造元:三井化学アグロ
| 有効成分 | ジノテフラン |
|---|---|
| 特徴・作用 | 水溶性で浸透力が高く、木材内部までしっかりと防蟻成分が届く。 |
市販品にはない「浸透力」が、木材内部のシロアリにまで届く。
居住者の健康を最優先する現場で非常に重宝される。
製造元:BASFジャパン
| 有効成分 | フィプロニル |
|---|---|
| 特徴・作用 | 極めて低い濃度で圧倒的な致死効果。ドミノ効果の強さは随一。 |
強力すぎるため市販は不可。プロの診断とセットで初めて機能する。
イエシロアリ等の凶暴な種に対する「切り札」としての存在感。
製造元:住化エンバイロメンタルサイエンス
| 有効成分 | イミダクロプリド |
|---|---|
| 特徴・作用 | 強力な伝播効果と高い土壌吸着性を持ち、長期間のバリアを維持。 |
市販のスプレーとは比較にならない、床下全体の環境を変える防衛力。
施工のしやすさと確かな効果から、多くの認定実務家に選ばれている。
製造元:バイエル クロップサイエンス
| 有効成分 | イミダクロプリド |
|---|---|
| 特徴・作用 | 世界シェアNO.1。シロアリの社会性を利用したドミノ効果で巣を根絶。 |
DIYでは不可能な「巣の完全根絶」を目的としたプロ専用の設計。
「巣ごと消す」という現代防除の思想を形にした、信頼の世界的ブランド。
製造元:日本エンバイロケミカルズ
| 有効成分 | クロチアニジン |
|---|---|
| 特徴・作用 | 圧倒的な低臭性と安全性を誇るプロ用薬剤の代名詞。 |
市販品にはない「非忌避性」により、シロアリを気づかせずに全滅させるプロの基本性能。
安全性と効果のバランスが最も取れた傑作。迷ったらこれ、と言える信頼性。
製造元:アサヒペン
| 有効成分 | 各種防腐・防蟻成分 |
|---|---|
| 特徴・作用 | 木材に深く浸透し、日光や雨から守りつつ防虫効果を発揮。 |
プロの加圧注入には及ばないが、塗り直しによるメンテナンスが可能。
DIYでの屋外木部保護において、最も身近で確実な選択肢。
製造元:任意メーカー
| 有効成分 | 合成ピレスロイド |
|---|---|
| 特徴・作用 | 基礎断熱材に塗布・混合し、断熱材そのものを防蟻化する。 |
市販のペンキとは異なり、断熱材の素材に適した特殊処方。
基礎断熱工法を採用するなら、必須と言える隠れた名脇役。
製造元:任意メーカー
| 有効成分 | フィプロニル(低濃度) |
|---|---|
| 特徴・作用 | 壁の中や柱の内部に泡を充填し、見えない被害箇所を直接叩く。 |
プロの穿孔注入を簡略化したもの。被害箇所の特定が前提。
「この柱が怪しい」という具体的な被害がある場合の救急薬。
製造元:イカリ消毒
| 有効成分 | 各種合成ピレスロイド |
|---|---|
| 特徴・作用 | 隙間ノズル付き。プロが認める浸透力と即効性。 |
一般スプレーの中ではトップクラスの性能だが、やはり点。
特定の穴や隙間にシロアリが見える場合の「狙撃」に最適。
製造元:任意メーカー
| 有効成分 | フェントアネート |
|---|---|
| 特徴・作用 | 床下に撒くことで歩行する害虫を駆除。物理的なバリアを形成。 |
プロの散粉処理を簡略化したもの。広い床下全体には不向き。
束石の周りなど、ピンポイントな侵入経路の遮断に有効。
製造元:フマキラー
| 有効成分 | トラロメトリン等 |
|---|---|
| 特徴・作用 | 逆さ噴霧可能。強力な即効性で目の前の羽アリを撃退。 |
一時的な駆除には良いが、床下全体のバリアとしては力不足。
応急処置用。これだけで家全体を守れるとは思わないこと。
製造元:イカリ消毒
| 有効成分 | ビストリフルロン |
|---|---|
| 特徴・作用 | 置いておくだけで巣を壊滅させる、DIY最強の根本対策。 |
プロのベイト工法を家庭用にパッケージ化。設置場所が重要。
DIYで根本対策をするなら、スプレーよりもこちらを推奨。
製造元:日本エンバイロケミカルズ
| 有効成分 | 各種合成ピレスロイド |
|---|---|
| 特徴・作用 | 伝統的な木材保護剤。深い浸透力と強力な防腐性能を併せ持つ。 |
市販のペンキ状防腐剤とは「浸透深さ」が決定的に異なる。
古民家再生や、過酷な湿気環境にある木部の保護には欠かせない。
製造元:フマキラー
| 有効成分 | ビフェントリン |
|---|---|
| 特徴・作用 | 即効性と高い忌避性を持ち、木部への侵入を瞬時に阻止する。 |
市販品より浸透力が強化されており、木材内部まで成分を届ける。
「寄せ付けない」防衛を重視する場合の第一選択肢。
製造元:住化エンバイロメンタルサイエンス
| 有効成分 | フェニトロチオン |
|---|---|
| 特徴・作用 | マイクロカプセル化により、有機リン系の弱点である残効性と安全性を克服。 |
特殊な製剤技術により、市販品では不可能な「安全な有機リン剤」を実現。
強い食害抑制効果を求める現場での選択肢。施工技術が問われる薬剤。
新生児がいるので薬剤が心配です。天然成分(ヒバ等)なら安心でしょうか?
「天然=100%安全」とは限りませんが、心理的な安心感は重要です。ヒバ油などの天然成分は忌避効果(寄せ付けない力)はありますが、シロアリを絶滅させる力や持続力は合成薬剤に劣ります。当辞典では、安全性が証明された「認定薬剤」を正しく、最小限使用するプロの施工を推奨しています。
「世界で一番安全な薬剤」というものは存在しますか?
厳密には存在しません。食塩や砂糖でも過剰摂取すれば毒になるように、薬剤も「量と使用法」が全てです。当辞典に掲載している「協会認定薬剤」は、普通物(毒劇物ではない)かつ、食塩に近い低毒性のものが主流です。正しく施工される限り、日常生活におけるリスクは極めて低いと言えます。
施工後2週間ほどで家族に咳が出始めました。薬剤のせいでしょうか?
まずは速やかに医師の診察を受けてください。現代の薬剤は揮発しにくい(蒸発しない)設計ですが、アレルギーや化学物質過敏症の可能性も否定できません。原因が特定できない場合は、床下の換気状態をチェックし、必要であれば空気質測定を行うことを推奨します。
「ホウ酸」による防除は、通常の薬剤と比べてどう違いますか?
ホウ酸は揮発しないため空気を汚さず、効果が半永久的に持続するのが最大のメリットです。ただし、水に溶けやすいため「雨漏り」や「浸水」がある場所には不向きです。床下環境や家の構造によって、液剤とホウ酸を使い分けるのがプロの判断です。
保証対象が「ヤマトシロアリ」のみ。イエシロアリが出たらどうなりますか?
イエシロアリは加害スピードが早く、広範囲に被害が及ぶため、通常の「ヤマト専用契約」ではカバーできない場合があります。お住まいの地域がイエシロアリ生息域(主に関東以西の沿岸部)であるなら、多少費用が上がっても「イエシロアリ特約」を含めた契約を結ぶべきです。
新築時の防蟻処理。薬剤が「無色透明」で、本当に塗ったか不安です。
現在、建築現場では意匠(見た目)を損なわないよう、あえて無色の薬剤を使うことが増えています。しかし、プロは「着色剤」を混ぜて施工箇所を可視化するのが一般的です。不安な場合は、施工会社から「施工報告書(写真付き)」を必ず受け取り、薬剤名を確認してください。
気密性が高く、空気を循環させるタイプの家での防蟻はどうすべき?
室内に空気が循環する構造の場合、より厳格な低VOC(揮発性有機化合物)薬剤、またはホウ酸による処理が推奨されます。建築基準法のF☆☆☆☆(フォースター)基準をクリアしていることはもちろん、施工後の換気計画を建築士と共有しておくことが重要です。
見積書に「劇物」の文字が。安くても避けたほうがいいですか?
現代の住宅防除において「劇物」指定の薬剤を使うことは稀です。多くは「普通物」で十分な効果が得られます。劇物は扱いが難しく、居住者への配慮もより厳格に求められるため、特別な理由がない限りは、低毒性の「普通物」を採用している業者を選ぶのが賢明です。
本データベースは、ユーザーを救う「シロアリトラブル大辞典」として、公開情報を元に実務家が編纂したものです。私たちは情報の正確性に最善を尽くしておりますが、化学・薬学の「絶対的な知見」を有する立場ではありません。
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